それを正しくさせるもの
写真は真実を写すと書く。
もちろん、自分が決めた画角で、フレームで、瞬間でフィルムやデジタル素子に光は画を描く。
ブレようが、ボケようが、色がおかしかろうが、それは真実。
たとえ、自分が認めたくなくても。
それが、記録されたその瞬間であり、すべてだ。
でも、最近は違うようだ。
デジタルカメラ化が進んで、真実とは認められなくなってきている。
うちのブックを見せた人で、こんなことを言った人がいる。
「でも、写真なんてデジタルで何とでもなるでしょ?背景だって何だって。」
「これはあれですか?背景後で入れ替えたんでしょ?」
「うそ?これ撮ったまま?こんなふうに撮れるんですか?」
などなど。
よく言えば改変、改良。
でも、それは改ざん。
記憶の改ざんなんて、現在だけでなく過去からずっと人はしてきている。
そして、デジタル化が進んだ現在、記録、データはあってないもの。
何が書き換えられて、何がそのままなのか?
何を持ってオリジナルとするのか?
だからこそ、うちは真実を写していきたい。
たとえそれがボケようが、ブレようが。
ま、それは詭弁に聞こえるかもしれないけど。
真実であるその画は、意図された時点で失敗から作品へと変化する。
といっても、肌の調整とか、色合い、明るさぐらいは触りますけどね。
トリミングとかね。
カメラの現像だけじゃぁ、個性がありませんし。
ただ、今もこれからも、トータルではそれを崩さない。
と、今現在は強く思っています。
Info:Canon EOS 20D + SIGMA28-70mmF2.8 HSM + 550EX